おすすめの会計ソフトを教えて。
こんにちは、うこじです。
本記事では上記のお悩みにお答えします。
フリーランスや個人事業主は、本業以外にも経理業務や税務申告など、やるべきことが山積みです。
だからこそ、おすすめしたいのが会計ソフトの導入です。会計ソフトを活用すれば、面倒な帳簿付けが効率化・自動化され、日々の経理業務や確定申告が簡単に行えるので非常に便利です。
白色申告や青色申告に対応しているものも多く、帳簿付け以外にも多くの機能を備えたソフトが揃っています。
最近では、無料で使える会計ソフトや、フリーランスに人気の「freeee」や「弥生会計」といったクラウドベースの会計ソフトがリリースされており、どれを選べば良いか迷うこともあります。
そこで今回は、フリーランスにおすすめの会計ソフト3つ徹底比較し、ランキング形式でまとめました。
会計ソフトの導入を迷っている方はぜひ参考にしてくださいね。
✔本記事を書いた人
ucozi(@ucozi_ikeda)
会計ソフトを使うべき6つの理由

特に会計に不慣れな人にとって、会計ソフトは非常に心強いツールです。
会計ソフトを導入することで得られる6つのメリットは以下のとおり。
- 確定申告がスムーズに行える
- お金の流れをしっかり管理
- 経理業務の効率化
- コストが削減できる
- 簿記知識がなくても安心
- 充実したサポート体制
順番に解説します。
理由① 確定申告がスムーズに行える
会計ソフトの最大の利点は、確定申告書類の作成が簡単にできることです。このために会計ソフトを導入する人が多いのも納得です。
帳簿データを入力するだけで、1年分の収益や経費、所得を自動的に計算し、確定申告書を作成してくれます。初めての帳簿作成や提出書類の準備に頭を悩ませる必要はありません。
確定申告の時期になると税務署は混雑しますし、相談できる税理士が周りにいない場合、困ることも多いでしょう。
しかし、会計ソフトがあれば、書類の準備は簡単に済みますし、操作方法がわからなくなったとしても、インターネットで手軽にサポートを受けられるので安心です。
理由② お金の流れをしっかり管理
会計ソフトの魅力のひとつは、お金の流れを視覚的に把握できることです。紙やExcelでは難しい検索やデータ化が、会計ソフトなら簡単に行えます。
過去の入出金履歴をすぐに検索でき、入力されたデータが自動でグラフ化されるため、売上の推移や月々の経費が一目で把握できます。
さらに、自動作成されるレポートにより、毎月のお金の流れがリアルタイムで反映されるので、Excelでの集計や確定申告のための帳簿作成を待つ必要がありません。赤字・黒字の状況も即座に確認でき、事業運営の健全性を迅速に判断するのに役立ちます。
理由③ 経理業務の効率化
会計ソフトを使えば、手書きやExcel入力にかかる手間と時間を大幅に削減できます。確定申告時に必要な帳簿作成も簡単で、入力ミスも減少します。
会計ソフトには、銀行口座やクレジットカード、電子マネーと連携し、自動的に取引データを取り込み、該当の勘定科目に振り分ける自動仕訳機能を持つものもあります。
本業に忙しいフリーランスや個人事業主にとって、会計や確定申告の業務に余計な時間と労力をかけずに済むのは大きな利点です。
理由④ コストが削減できる
フリーランスや個人事業主にとって、コスト管理は極めて重要。確定申告や帳簿作成をプロの会計士や税理士に依頼するのが理想的ですが、毎月の顧問契約料は大きな負担となります。
しかし、会計ソフトを利用すれば、その経費を大幅に削減できます。会計士や税理士の契約料に比べて、会計ソフトの利用料は非常に低コストです。確定申告や帳簿管理をプロに頼むほどでもないと感じている方には最適です。
特に駆け出しのフリーランスや自営業者には、会計ソフトが手軽で迅速な解決策となるでしょう。会計事務所や税理士事務所との顧問契約は、問い合わせや契約書作成など手間がかかりますが、会計ソフトは購入したその日からすぐに使用できます。
将来的にプロに委託する場合でも、ソフトに記録した帳簿データがあれば、スムーズに引き継ぎが可能です。
理由⑤ 簿記知識がなくても安心
会計ソフトは初心者にも優しく、簿記の知識がなくても簡単に使えます。手書きやExcelで帳簿作成を行う場合、簿記の知識が必要ですが、会計ソフトなら補助機能が充実しており、未経験者でも正確な帳簿を作成できます。
誤った仕訳や計算ミスで税金の額を間違えたり、会社の損益状況が不明になるリスクもありません。会計ソフトは、ソフトの指示に従って操作するだけで、正確な帳簿を簡単に作成できるので、簿記の勉強や調査は不要です。
さらに、ソフトのバージョンアップにより法改正にも対応し、最新の税制に沿った書類作成が可能。常に正確で最新の情報を基にした経理管理ができます。
理由⑥ 充実したサポート体制
会計ソフトを選ぶ際、特に簿記初心者にとってはサポート体制の充実が重要です。新しいシステムやソフトを導入してもうまく動作しなかったり、使い方が分からなかったりした経験は誰にでもあります。
多くの会計ソフトは、リリース元のホームページで初心者向けの動画や解説記事を提供しています。自分での導入が不安なユーザー向けに、初期設定を代行する導入支援プランも用意されていることが多いです。
会計ソフトの初心者や、操作に自信がない方でも、これらのサポートを利用すれば安心して使用できます。さらに、操作方法に関するちょっとした質問でも、チャット・メール・電話などを通じていつでもサポートを受けられるのは非常に便利です。
会計ソフトを初めて使う人でも安心して利用できるように、サポート体制が整っていることが大きなメリットです。
無料ソフトでは物足りない理由

フリーランスや個人事業主にとって、会計ソフトを無料で利用できることは魅力的に思えるでしょう。しかし、無料ソフトには多くの制約があり、有料ソフトほどの機能やサポートを期待できないことが多いです。
有料ソフトは、インストール型で数万円、クラウド型でも年間1~2万円程度のコストがかかりますが、その分、豊富な機能と手厚いサポートを提供しています。
一方、無料ソフトは手軽に使えますが、機能に制限があるため、必要な作業をこなすには不十分な場合があります。無料ソフトを利用する際には、以下の点に注意が必要です。
無料ソフトの選択は一時的なコスト削減になるかもしれませんが、長期的な視点で見ると、十分な機能とサポートが得られる有料ソフトの利用を検討する価値はあります。
フリーランス・個人事業主におすすめの会計ソフト3選
ここでは、フリーランスや個人事業主に特に人気のある会計ソフトを徹底的に比較し、ランキング形式で紹介します。
会計ソフトの導入を検討中の方は、ぜひこのランキングを参考にしてみてください。

比較項目 | やよいの青色申告オンライン | freee | マネーフォワード クラウド確定申告 |
---|---|---|---|
コストパフォーマンス | 初年度無料 次年度以降月額1,000円(税抜)から | 月額980円(税抜)から | 月額800円(税抜)から |
外部サービスとの連携 | 銀行口座 クレジットカード POSシステムなど | 銀行口座 クレジットカード POSシステム ECサイトなど | 銀行口座 クレジットカード POSシステム ECサイトなど |
クラウド型/インストール型 | クラウド型 | クラウド型 | クラウド型 |
安全性 | SSL暗号化通信 二段階認証 データの自動バックアップ | SSL暗号化通信 二段階認証 データの自動バックアップ | SSL暗号化通信 二段階認証 データの自動バックアップ |
サポートの充実度 | メール チャット 電話 オンラインヘルプセンター | メール チャット 電話(プランによる) オンラインヘルプセンター | メール チャット 電話(プランによる) オンラインヘルプセンター |
やよいの青色申告オンライン
1位:やよいの青色申告オンライン

「やよいの青色申告オンライン」は、初年度の1年間を無料で試せるため、コストを抑えたいフリーランスに最適です。毎月の収支管理から翌年の確定申告まで、無料でお試しできるのが大きな魅力です。
さらに、サポート体制も充実しており、有料のベーシックプランやトータルプランに加入すると、電話・メール・チャットでの操作サポートが受けられます。手厚いサポートが欲しい方には特におすすめです。
freee
2位:freee

会計ソフトを検討中のフリーランスにおすすめなのが「freee」です。価格は月額980円のスターターコース、1,980円のスタンダードコース、3,316円のプレミアムコースがあります。
freeeの魅力は、シンプルで直感的な操作性です。確定申告も、画面上の質問に◯×で答えるだけで完了します。使いやすさを重視する方には、操作が分かりやすいfreeeが最適です。
マネーフォワード クラウド確定申告
3位:マネーフォワード クラウド確定申告

コストを抑えたいフリーランスにぴったりなのが「マネーフォワード クラウド確定申告」です。パーソナルミニプランは月額800円から利用できるため、収入が不安定なフリーランスでも気軽に始められます。
さらに、2,400以上の金融機関と連携が可能で、家計簿アプリ「マネーフォワードME」とも連携できます。これにより、個人の家計管理とビジネスの収支管理を一元化できるのが大きな利点です。
会計ソフトは経費に計上可能

ついでにワンポイントアドバイスです。
業務上必要な支出は経費として認められます。そのため、事業の会計処理に使う会計ソフトの使用料も経費として計上できます。
確定申告では、収益から経費を差し引いた所得に対して課税されるため、経費として認められる項目が多ければ多いほど節税効果があります。
クラウド型の会計ソフトの場合、ソフトを購入するのではないため、毎月使用料を支払ってインターネット上のサービスを利用することになるため、勘定科目は「通信費」として処理すると良いでしょう。
おまけ、その他のフリーランス向け確定申告サービス
最後に、会計ソフト以外のフリーランス向け確定申告サービスをいくつかご紹介します。
会計ソフトの代替として使えるものや、会計ソフトと併用してより便利に使えるものなど、さまざまなサービスがあります。
自分にぴったりのサービスを見つけて、確定申告をスムーズに行いましょう。
カルク

「カルク」は、面倒な会計業務をすべて代行してくれる頼もしいサービスです。やることは簡単、専用の封筒に領収書やレシートを入れて送るだけ。
確定申告書の作成から税務署の手続きまで、すべて任せられるので、会計業務にかかる時間と労力を一気に削減できます。多忙で会計処理が後回しになってしまう方に最適なサービスです。
Freelance Basics

「Freelance Basics」は、クラウドソーシングの最大手「ランサーズ」が運営する、フリーランスのための総合支援サービスです。請求書の作成や契約書のリスク判定など、基本的な機能をすべて無料で提供しています。
さらに、コワーキングスペースや託児所との提携もあり、仕事だけでなく生活面でもフリーランスをしっかりサポートしてくれるのが大きな魅力です。会計ソフト以外にも、バックオフィス業務を充実させたい方にぜひおすすめです。
全国青色申告会総連合

全国青色申告会総連合は、個人事業主を中心に構成される納税者団体です。ここに加入すると、帳簿のつけ方や納税に関する相談ができ、事業運営のサポートも受けられます。
さらに、専門家が開催する講習会や相談会にも参加できるため、確定申告や納税の知識をしっかりと身につけることができます。入会金や年会費は地域によって異なるため、興味のある方は、お住まいの地域の青色申告会に問い合わせてみてください。
まとめ
本記事では、フリーランスや個人事業主におすすめの会計ソフトについて解説しました。
内容を改めておすすめのサービスを整理すると、以下のとおり。
それぞれのソフトには特徴があり、正直、3つの中から選べば大きな問題はありません。細かな点で自身に都合のよいサービスを選択するとよいでしょう。
会計ソフトの中には無料トライアル期間や用意されているものもあるので、実際に使い勝手を試してみるのもおすすめです。
早めに会計ソフトを導入することで、経理業務の負担を軽減し、本業に集中できる環境を整えましょう。
本記事は以上です。