
本記事では上記のお悩みにお答えします。
ホットヨガを始めたいけれど、体への悪影響が気になる…。
そんな方に向けてまとめた記事となります。
この記事では、ホットヨガの健康リスクとその対処法をわかりやすく解説。
読むことで得られるメリットは以下のとおり。
記事の内容
- ホットヨガの潜在的なリスクが分かる
- 安全にホットヨガを楽しむためのコツを学べる
- 体調不良時や特定の病気を持っている場合の注意点が分かる
本記事を参考に、健康的にホットヨガを楽しんでください。
✔本記事を書いた人
ucozi(@ucozi_ikeda)
ホットヨガに関する被害報告
客観的データから、まずはホットヨガに潜むリスクについて見てみましょう。
国民生活センターによると、ホットヨガによる危害情報は5年間で165件報告されており、めまい、のぼせ、吐き気、頭痛などの症状がみられたということです。
報告された具体事例は以下のとおり。
- 【事例1】体験中に気分が悪くなり嘔吐してしまった。
- 【事例2】体験した日の夜に頭が痛くなり、40度の熱が出た。
- 【事例3】体験後に入会したが、レッスンを受けると体調が悪くなり、頭痛もひどい。
- 【事例4】希望していない上位のレッスン中に気分が悪くなったが、途中退出の説明はなく我慢した。終了後に嘔吐。
- 【事例5】体験後、片頭痛の持病があることも伝えて契約したが、翌日片頭痛と嘔吐がひどくなった。
- 【事例6】体験後から数日間、だるさがある。体験前に脱水症状の可能性などの説明はなかった。
※参考:独立行政法人国民生活センター「ホットヨガ」によるめまい、のぼせ、吐き気、頭痛に注意!-レッスン中だけではなく、レッスン後に体調不良となることも-」(2020年7月9日:公表)
ホットヨガの環境として、室温38℃、湿度は65%が一般的。
日本生気象学会による「日常生活における熱中症予防指針」では、室温38℃、湿度65%の条件では「危険」に相当します。
※参考:日本生気象学会「日常生活における熱中症予防」(平成28年5月)
ホットヨガがもたらす体への悪影響
ホットヨガが体に与える悪影響を大別すると。以下の3つ。
- ホットヨガの熱による脱水リスク
- ホットヨガにおける過度な関節や筋肉への負担
- ホットヨガの環境が引き起こす健康上の問題
順番に解説します。
ホットヨガの熱による脱水リスク
ホットヨガで汗をかくのは気持ちいいですよね。
でも、それってちょっと危ないかもしれなくて、ホットヨガの高温環境には、脱水リスクも潜んでいます。
だからこそ、水分補給が大切。
とはいえ、水分補給はいつでもいいわけじゃありません。
レッスン中にガブガブ飲むと、お腹が重くなってしまうこともあるので、適度に小まめに飲むことがポイントです。

ホットヨガにおける過度な関節や筋肉への負担
ホットヨガで身体をねじり、引っ張り、押し込むポーズに挑戦していますか?
実はこれ、ちょっとした脅威だったりします。
過度なストレッチや間違ったフォームは、筋肉や関節に無理な負担をかけることがあります。
では、どうすればいいかというと、大事なのは自分の身体との対話です。
痛みを感じたら、それは「ちょっと待って!限界だって!」というサイン。
その時は、無理せずポーズを調整してください。

ホットヨガの環境が引き起こす健康上の問題
ホットヨガは気持ちがいいけど、実はちょっとだけ、健康上の問題もあるんです。
ホットヨガの高温環境は、いくつかのリスクが潜んでいます。
まず、気になるのは空気の質。
高温多湿の環境は、バクテリアやカビの繁殖に最適です。
施設が清潔に保たれていれば問題ないですが、時々確認しておきましょう。
鼻がムズムズするとか、空気がイヤな匂いがする場合は要注意です。
それから、ホットヨガの熱が原因で、めまいや立ちくらみを感じることがあります。
これは、体がまだ熱に慣れていない場合や、血圧が低い人は特に注意が必要。
無理せず、適度に休憩を取りながらレッスンに臨みましょう。

ホットヨガを安全に実践するための3つのコツ
これより、ホットヨガを安全に実践するためコツを解説します。
具体的には以下の3つ。
- ホットヨガ前後の水分補給と栄養バランスの維持
- 適切なポーズの取り方と自分の体力に合わせたペース
- ホットヨガスタジオやインストラクター選びのポイント
詳しく解説します。
ホットヨガ前後の水分補給と栄養バランスの維持
ホットヨガは大量の汗をかくため、脱水には十分に注意しましょう。
レッスン前後にたっぷりと水を飲んで、脱水に負けない体を作りましょう。
また、水分だけじゃなく、ホットヨガで失われるミネラルや電解質も補給が必要。
スポーツドリンクを上手に活用するのがおすすめです。
あわせて栄養バランスも大事です。
ホットヨガ前後の食事は、タンパク質やビタミン、ミネラルが豊富なものを選びましょう。

適切なポーズの取り方と自分の体力に合わせたペース
ホットヨガで効果的なポーズを取るには、まずフォームが大事。
間違ったポーズでやっても「なんだか効果がないな」と感じることでしょう。
そして何より、怪我のリスクも上がります。
ヨガインストラクターの指示をしっかり聞いて、正しいポーズを身につけましょう。
疑問があれば、「これで合ってる?」と気軽に質問してOKです。
教えてもらえるからこそ、ヨガスタジオに通う価値でもあります。
また、自分の体力に合わせたペースで練習することも大切。
無理をして続けても、長続きしませんし、健康を損なうことも。
自分と向き合って「今日はここまで」と決める勇気も必要です。

ホットヨガスタジオやインストラクター選びのポイント
ホットヨガを始める前に「どのスタジオに行こう?」と悩むことも多いでしょう。
以下のポイントを押さえれば、ぴったりのスタジオが見つかるはずです。
まず、通いやすい立地のスタジオを選びましょう。遠くても素晴らしいスタジオがあるけれど、通うのが面倒になっちゃうかもです。近くにあると、続けやすくなりますよね。
次に、インストラクターの資格や経験をチェックしましょう。インストラクターのプロフィールやスタジオの評判をリサーチして、自分に合った先生を見つけましょう。
最後は、レッスン料金。安さだけにとらわれず、コストパフォーマンスも考慮しましょう。試しに体験レッスンを受けて「ここだ!」と思えるスタジオを見つけるのがベストです。

ホットヨガの体への悪影響を最小限に抑えるための注意点
最後は、ホットヨガの体への悪影響を最小限に抑えるための注意点をアドバイスします。
具体的には以下の3つ。
- 体調不良時や特定の病気を持っている場合の注意点
- リスク軽減のためのウェアやアクセサリー選び
- クールダウンやストレッチを取り入れたホットヨガ後のケア方法
詳しく解説します。
体調不良時や特定の病気を持っている場合の注意点
ホットヨガは楽しいけれど、体調が悪い時や特定の病気を持っている場合、注意が必要です。
せっかくのリラックスタイムが、逆に体に悪影響を与えてしまわないようにしましょう。
まず、体調不良の時は無理せず休むことが大切。風邪をひいているときや、熱があるときは、ホットヨガの熱がかえって体調を悪化させることも。自分の体を大切に、休んで回復を優先しましょう。
また、特定の病気を持っている場合、医師と相談してからホットヨガに挑戦しましょう。高血圧や心臓病、妊娠中などの場合は、特に注意が必要です。安全面を確認し、無理のない範囲で楽しみましょう。
体調や持病が気になる方は、インストラクターに事前に相談しておくことも大切です。適切なアドバイスやサポートが受けられ、安心してレッスンに取り組めますよ。

リスク軽減のためのウェアやアクセサリー選び
ホットヨガを楽しむ上で、ウェアやアクセサリー選びは意外と重要なポイントです。
ではリスクを軽減し、安全にホットヨガを楽しむために、どんなアイテムを選べばいいのでしょうか?
まず、ウェアに関しては、吸汗性・速乾性のあるものがおすすめです。熱いホットヨガスタジオで汗をかくのは必至なので、汗をしっかり吸収してくれる素材を選びましょう。また、肌に優しい素材で、フィット感のあるものが動きやすくてグッドです。
アクセサリーについては、あまりたくさんつけていくのは避けましょう。指輪やネックレス、ピアスなどは、ヨガ中に邪魔になるだけでなく、怪我のリスクも増えます。

クールダウンやストレッチを取り入れたホットヨガ後のケア方法
ホットヨガを終えたら、ちゃんとクールダウンやストレッチを行って体のケアをしましょう。
熱で筋肉が柔らかくなっている状態で急に冷めると、筋肉痛やケガのリスクが高ります。
そんなリスクを避けるためにも、ホットヨガ後はしっかり体をケアしましょう。
まず、クールダウンは、ホットヨガ後に心拍数を徐々に落ち着かせることが大切です。深呼吸をしながら、ゆっくりとしたストレッチを行います。これで、心も体もリラックスできます。
次に、ストレッチについて。ホットヨガ後のストレッチは、筋肉の緊張を和らげ、血行を促進することで、筋肉痛を軽減できます。特に、ハムストリングやふくらはぎ、肩周りのストレッチを忘れずに行いましょう。

まとめ
今回の記事では、ホットヨガの健康上のリスクと、それを最小限に抑えるためのコツを解説しました。
リスクを理解し、水分補給や適切なポーズ、インストラクター選び、ケア方法を実践することで、安全かつ効果的なホットヨガを楽しめるでしょう。
その他、ヨガの一般的な効果について興味のある方は、以下の記事も参考にしてください。
本日は以上です。
この記事があなたのお役に立てたらうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。