本日はこんなお悩みにお答えします。
本記事の内容
- 伝説のコピーライター「ジョン・ケープルズ」とは?
- 成功するキャッチコピーの4原則
- 秀逸なキャッチコピーサンプル4例
もし今まで、あなたがやみくもにキャッチコピーを書いていたとしたら、そして思うような結果を出せていないかったとしたら、その悩みは今日で解決できます。
なぜなら、本記事では「人間心理をコントロールするキャッチコピーの4原則」についてお伝えするからです。
キャッチコピーとは、言葉ひとつで人を動かすテクニック。ターゲットの興味関心を惹き、同時に行動を起こしてもらうことを目的として書かれます。
行動とは、商品を購入してもらうことはもちろん、URLをクリックしてもらうことやLINE登録なども含まれます。つまり、キャッチコピーには「行動」が伴います。
今回お伝えする「キャッチコピー4原則」は、伝説的なコピーライター「ジョン・ケープルズ」が残した、効果実証済みのテクニック。
はじめて日本に紹介されたのは、インターネットもなかった昭和29年のこと。
「えー、そんな古典みたいな技術じゃ、役に立たないんじゃない?」
と思うかもしれませんが、本質は今も昔もほとんど変わりませんし、現在もバリバリ活用されている技術です。
ということで、これより「人間心理をコントロールするキャッチコピー4原則」について紹介します。
✔本記事を書いた人
ucozi(@ucozi_ikeda)
この記事を書いている私は、ヨガスクールで宣伝部長として働いています。
仕事を通じて得た情報をもとに、信頼性の高い記事をお届けしています。
伝説のコピーライター「ジョン・ケープルズ」とは?
ジョン・ケープルズはアメリカの広告業界で約60年もの間、活躍した伝説のコピーライターです。
「レスポンス広告の父」とも呼ばれています。
広告を科学的に分析し、レスポンスに影響する要因を数多く発見しました。彼が発見した技術は多くの書籍で紹介され、現代においても利用されています。
成功するキャッチコピーの原則は4つ
さっそく結論です。
レスポンスを上げるキャッチコピーの原則は、以下の4つです。
- 功利心(ベネフィット)を刺激する要素
- ニュース性がある要素
- 好奇心を刺激する要素
- 手っ取り早い、優しい方法(早く、簡単に、誰でもできる方法)
商品名はキャッチコピーにあらず
たまに、商品名やサービス名を大きく表示している広告を見ますが、あれはキャッチコピーではありません。
商品名やサービス名を、大きく見せて効果があるのは、例えば、最新の「apple」製品を紹介するときぐらいじゃないでしょうか?
新しいiPhone13
みたいな感じ。
つまり、商品名だけのキャッチコピーで成功するのは、すでにみんなが「欲しい」と思っているものだけです。
そうじゃないなら、ジョン・ケープルズの原則を活用した方がいいです。
原則は全部を使わなくていい
ジョン・ケープルズの原則は、全てを使う必要はありません。
- 「1」の功利心(ベネフィット)+「3」の好奇心
- 「2」のニュース性 +「4」の簡単さ
みたいな感じで使えばOKです。
実際、ジョン・ケープルズは以下のように述べています。
好奇心を刺激するだけでは、レスポンスの良いキャッチコピーにならない。しかし、功利心が揺さぶられるコピー」に「好奇心が刺激される要素を入れるのは優れた考えだ。
4つの原則をうまく組み合わせることで、威力バツグンになります。
言いたいことは13字以内に
キャッチコピーはメルマガの件名やブログタイトルなどにも活用できます。
この場合、必要なキーワードは
- なるべく左寄せ
- 13文字以内に入れる
で構成しましょう。これはインターネット特有のテクニックです。
2008年、Yahoo! ではトップページのリニューアルに伴い、見出しは半角スペース0.5文字を含む最大13.5文字にないました。短い見出しを作成した結果、13文字前後がユーザーに記事を読んでもらえるかが大きく左右されると結論付けています。
※参考:news HACK「Yahoo!ニュース トピックス「13文字見出し」の極意 難関「コートジボワール」はどう表現?」
キャッチコピーでは、必ずしも13文字以内に留める必要はありませんが、はじめの13文字の内に必要なキーワードを含めるといいです。
秀逸なキャッチコピーサンプル4例
優れたキャッチコピーとは、どんなものか?
具体的なサンプルコピーを見てみましょう。
<功利心を刺激する要素>
「貧乏人は知らない」お金が増える節約方法
<ニュース性がある要素>
【緊急試打】来月発売の新ゼクシオはどう進化したのか?
<好奇心を刺激する要素>
私がピアノの前に座ると彼らは笑った。でも弾き始めると…
<手っ取り早い、優しい方法>
こうして私は一晩で記憶力をアップした
バリエーションを増やすなら、11のテクニックと組み合わせ
キャッチコピーの4原則にバリエーションを持たせるなら、11のテクニックと組み合わせると簡単です。
11のテクニックとは以下のとおり。
- お客様の声を使う
- 数字を入れる
- カンタンさを訴求する
- 特徴ではなくベネフィット
- ターゲットを絞る
- 比喩を使って例える
- 権威性を訴求する
- みんなが使ってる
- 新情報
- 常識を否定する
- 質問する
4原則とかぶっている項目もあるので、実際には8つのテクニックですが、組み合わせて使うと短時間でたくさんのキャッチコピー案を量産できます。
キャッチコピー11のテクニックについては、以下の記事で詳しく解説しています。
時代が変わろうが、本質は変わらない
本日、紹介したキャッチコピーの4原則は、ジョン・ケープルズが発見し、これまでたくさんの広告に活用されてきました。
そして、これからも引き続き成果を出し続けていくと期待して良いです。
なぜならば、時代がどれだけ変わっても、人間の基本的な心理は変わらないから。
どのような商品・サービスに、どの言葉を組み合わせると効果が最大化されるのか、あなた自身でテストをして見つけ出してください。
本日は以上です。
この記事がどなたかのお役に立てたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ジョン・ケープルズのキャッチコピーについて、もっと学ぶなら