ルルレモンのアンバサダーって、どうやったらなれるの?
こんにちは、うこじです。
本維持では上記のお悩みにお答えします。
ルルレモンのアンバサダーになりたくて、ヒントを探していませんか?
ルルレモンに限らず、アンバサダーになるためには、ブランドへの深い理解と積極的なコミュニティ活動が必要です。なぜなら、アンバサダーは単なるブランドの宣伝役ではなく、その価値観や魅力を体現する存在だからです。
アンバサダーになる方法は以前にも書いたので、今回はルルレモンに特化して書きます。
本記事ではルルレモンのブランドの歴史や大切にしている思いなども説明します。
ただし、これを読んだからと言って絶対にアンバサダーになれるわけではありません。あくまで個人の見解として参考にしてください。
✔本記事を書いた人
ucozi(@ucozi_ikeda)
ブランドアンバサダーの役割とは?
ルルレモンに限らず、特定ブランドのアンバサダーになりたいなら、求められる役割を充分に理解しておく必要があります。アンバサダーは「大使」という意味です。企業やブランドの熱心なファンであることが前提です。
アンバサダーは、自身の体験や感想を通じてブランドの価値や魅力を伝えることが期待されます。ブランドへの情熱と忠誠心が主な動機であり、報酬は特典や商品提供が中心です。金銭的な報酬はないことが多いです。
インフルエンサーとの違いは?
アンバサダーとインフルエンサーは、どちらも企業のマーケティング戦略において重要な役割を果たしますが、その役割や目的には明確な違いがあります。
インフルエンサーが主に期待されている役割は拡散力と影響力です。
インフルエンサーは、ブランドを知らなかった人達にリーチし、他ユーザーの購買行動に強い影響力を持つことが重要です。
なので、インフルエンサーは金銭的な報酬を受け取ることが多く、報酬はフォロワー数や影響力に基づいて決まります。
項目 | アンバサダー | インフルエンサー |
---|---|---|
関係の持続性 | 長期的な関係 | 短期的な関係 |
動機 | ブランドへの情熱と忠誠心 | 金銭的報酬やフォロワー数の増加 |
報酬 | 特典や商品提供 場合によっては金銭的報酬 | 主に金銭的報酬 |
影響力の範囲 | ブランドのコアなファン層 | 広範なフォロワーベース |
情報発信の質 | 実際の使用体験に基づいたリアルで信頼性の高い情報 | プロモーションの一環としての情報発信 広告色が強い |
役割 | ブランドの価値を広める コミュニティを形成 リアルなフィードバックを提供 | ブランド認知の向上 ターゲット層へのリーチ 信頼性の向上 エンゲージメントの促進 |
コンテンツの多様化 | ブランドの価値観やメッセージを深く伝える | 独自の視点やスタイルで多様なコンテンツを作成 |
ブランドとの関係 | ブランドの一部として活動 | 一時的なパートナーシップ |
ルルレモンが大切にしているもの
アンバサダーの役割は、自身の体験や感想を通じてブランドの価値や魅力を伝えることです。つまり、ブランドの価値を理解していないといけません。そこで、ルルレモンの魅力をコンパクトに紹介します。
ルルレモンの歴史
ルルレモン(Lululemon)は、1998年にカナダのバンクーバーでチップ・ウィルソンによって創立されたアスレチックアパレルブランドです。
ルルレモンが人気の理由
ルルレモンは、品質の高さとデザイン性、そしてコミュニティ活動を通じて、ヨガやフィットネス愛好者から広く支持されています。
ルルレモンらしさを示すエピソード
ルルレモンらしさを理解するために4つのエピソードについて紹介します。
- コミュニティの形成
- 売らない接客
- 女性市場への特化
- コピー品対策
コミュニティの形成
ルルレモンは、ヨガとウェルネスをブランドの中心に据え、健康的なライフスタイルをサポートするコミュニティを作ることを目指しています。
創業者のウィルソンは、ルルレモンを通じて顧客との強い絆を築くことを重視しました。
ルルレモンのマーケティング戦略の一つとして評価されているのがコミュニティマーケティングです。地域に根ざしたローカルコミュニティを醸成し、イベントスペースやヨガスタジオを多くの店舗に設けています。
これにより、ヨガ教室やランニングイベント、栄養講座など様々なイベントを開催し、地域の人々が集まり、ブランドのファンベースを強化しています。
実店舗を単なる商品販売の場ではなく、ローカルコミュニティのハブとして位置づけています。
売らない接客
ルルレモンは、スタッフに客への売り込みを禁止していることで有名です。
スタッフはエデュケーターと呼ばれ、商品だけでなくヨガやフィットネスに関する情報を提供します。ランニングコースやヨガの上達法も教え、一緒にヨガやランニングをすることで、売り上げを上げています。
売らなくていい、買わなくていいという姿勢が、スタッフとお客様の関係を良くし、結果的に売り上げにつながっています。
※参考:「ルルレモンに学ぶ、顧客とのつながりを育てながら強いブランドに成長させる方法。」
女性市場への特化
ルルレモンは、特定の体型に合わせた製品を提供することで知られています。
例えば、曲線美を持つ女性向けの「Wunder Train Contour Fit High-Rise Tight」や、妊娠中の女性向けの「Align Crop Leggings」などがあります。
特に無視されがちな特定の女性層をターゲットにしたマーケティング戦略を展開し、ナイキなどの競合他社が対応できなかった市場セグメントを効果的に捉えました。
コピー品対策
ルルレモンは、コピー品(デュープ)対策として「Dupe Swap」イベントを開催しています。
このイベントでは、コピー品を正規品と交換するキャンペーンを実施し、騙されたというマイナスな感情をプラスに変え、ルルレモンとの繋がりを強化しました。
顧客満足を確保し、ブランドの価値を守ることに成功しています。
※参考:日経クロストレンド「ルルレモンの型破り戦略 コピー品を正規品と交換しブランド防衛」
ルルレモンのアンバサダーになるには
ルルレモンのアンバサダーには2種類あるようです。一つは各分野の第一人者がなるグローバルアンバサダーで、もう一つが店舗ごとに契約しているストアアンバサダーです。
とはいえ、この他にもカントリーアンバサダーというものがあったり、正直分からないところも多いです。
カントリーアンバサダー
日本でルルレモンのアンバサダーとして活躍している人物として、エドワーズ壽里(エドワーズ・ジュリ)がいます。彼女はIGNITE YOGAの代表であり、アジア初の「ルルレモン カントリーアンバサダー」を務めています。
エドワーズ壽里はカリフォルニアでヨガに出会い、ハワイでヨガインストラクターとしてのキャリアをスタートさせました。その後、2015年にルルレモンの日本法人立ち上げに携わり、2019年にはアジア初のカントリーアンバサダーに選ばれました。
彼女はヨガやフィットネスの分野での活動に加え、保護犬の支援やインドのコロナウイルス対策支援などのSDGsプロジェクトにも力を入れています。
ルルレモンのアンバサダーは、ブランドの価値観や目指す世界観を共有できる存在であることが重要視されています。
※参考:PR Times「”アジア初”「ルルレモン カントリーアンバサダー」を務めるIGNITE YOGA代表エドワーズ壽里がルルレモンのルックに登場!」
ストアアンバサダー
ストアアンバサダーは世界に1300人ほどいます。地元でヨガのインストラクターやマインドフルネスの講師をしていることが多いです。
実際、皆さんがイメージされるルルレモンのアンバサダーとは、このストアアンバサダーを指すことが多いです。
ルルレモンのストアアンバサダーになることで収入を得ることはありません。ただし、店舗でのイベントに参加することで潜在的な顧客と接点を作ることができ、ルルレモンからギアの提供を受けることもできます。
日本でルルレモンのアンバサダーとして活躍している人物の一例として、以下の方々がいます。
ストアアンバサダーになるには?
ストアアンバサダーになるための方法について、明確な答えはありません。しかし、知り合いのストアアンバサダーのひとりに聞いたところ、以下のようなプロセスがあるようです。
彼女は他のアンバサダーから推薦され、ストアスタッフと親密な関係を築き、最終的にアンバサダーに推薦してもらったと話してくれました。もちろん、それ以前からルルレモンの商品が好きで愛用しており、熱狂的なファンであったことも重要です。
全てのケースに当てはまるわけではありませんが、縁と運が大きな要素となるようです。可能性を高めるためには、まずは「Sweat Collective」プログラムから始めてみるのも良いでしょう。
Sweat Collectiveプログラム
ルルレモンでは「Sweat Collective」プログラムを展開しています。
これは、フィットネスやスタジオのインストラクター、スタジオのオーナーやマネージャー、ランクラブのリーダー、プロのアスリートなど、コミュニティで積極的に活動している人々を対象とした特別なメンバーシッププログラムです。
Sweat Collectiveプログラムの概要
Sweat Collectiveへの参加希望者は、最寄りのルルレモンストアで参加条件を満たしているかどうかを確認する必要があります。まずは、最寄りのストアに問い合わせることから始めると良いでしょう。関係をスタートさせることで、いずれはアンバサダーへの道が開けるかもしれません。
とはいえ、仲良くなれたからといってアンバサダーになれる訳ではありません。ルルレモンのアンバサダーとしてふさわしい活動をしていく必要があります。
※参考:ルルレモン公式「 Sweat Collectiveプログラム」
まとめ
本記事では、ルルレモンのアンバサダーになるための方法とブランドの魅力について解説しました。
内容を改めて整理すると以下のとおり。
アンバサダーになるためには、ルルレモンの製品や価値観に対する深い理解が必要です。また、地域コミュニティでの活動や他のアンバサダーとの繋がりも重要なポイントです。
ルルレモンのアンバサダーに興味がある方は、まずは「Sweat Collective」プログラムに参加してみてください。最寄りのルルレモンストアで詳細を確認し、参加条件を満たしているかどうかを確認することで、アンバサダーへの第一歩を踏み出すことができます。