
こんなお悩みにお答えします。
最近、ヨガインストラクターを仕事として目指す人が増えています。その一方で、稼げる人と稼げない人との差も大きくなっています。
「もしかして、私の報酬って少ないのかな?」「どうしたら報酬アップできるの?」という方のために、本記事ではヨガインストラクターのレッスンフィーの現状と、報酬アップのコツ、これからのヨガインストラクターに必要なことについて解説します。
✔本記事を書いた人
ucozi(@ucozi_ikeda)
ヨガレッスンフィーの相場は3,000円〜8,000円
ヨガ専門誌「ヨギーニ」の行った調査によると、フリーランスのヨガインストラクターの平均年収は300〜400万。
レッスンフィーは1レッスンあたり3,000~8,000円となっています。かなり開きがありますね。
※参考:Yogini(ヨギーニ) Vol.79 2021年1月号
また、デビュー1年目の新米インストラクターの場合はさらに低く、1レッスンあたり2,000~3,000円といったケースが多いようです。


収入を確保するには1日4レッスンが必要
フリーヨガインストラクターの給料事情について、もう少し深掘りしてみましょう。
レッスンフィーは1レッスンあたり3,000円〜8,000円でした。仮に3,000円として、大学卒の初任給である平均21.3万円/月を稼ごうとすると以下のとおり。
213,000円 ÷ 3,000円 = 71本
月に71本のレッスンを行う必要があります。
これを月21日営業日(週5日程度)で達成しようとすると以下のとおり。
71本 ÷ 21日間 = 3.3本
ということで、毎日3〜4本程度のレッスンを担当する必要があります。
※参考資料:一般財団法人 労務行政研究所「2021 年度 新入社員の初任給調査」


ハードワークに潜む落とし穴
先程の説明で分かるとおり、ヨガレッスンだけである程度の収入を確保しようとすると、かなりのハードワークになります。
しかも、ここには2つの落とし穴があります。
- 精神的・肉体的な苦痛
- 71本の仕事を獲得する営業力
精神的・肉体的な苦痛
1日に3~4本のレッスンは、かなりのハードワークです。スタジオにもよりますが、ホットヨガスタジオだとかなりしんどいはず。
確かに1日4レッスンをこなすヨガインストラクターも居て、「そんなにしんどいかなぁ、やり方が悪いんじゃない?」なんて言われるかも知れませんが、常温ヨガと比べてホットヨガは身体的に負担が大きいのは事実です。
71本の仕事を獲得する営業力
そもそも、キャリアの少ないヨガインストラクターが月に71本のレッスンを確保すること自体がしんどいはずです。
1日に4レッスンを5日間行うわけですから、少なくとも10スタジオ程度と契約を取らないといけない計算になります。
複数のスタジオと契約することは、時間管理という面からもかなりハード。中には「体調を崩した場合、代行は自分で探すこと」といったルールを強いているヨガスタジオもあり、「もしものリスク」も大きくなります。


これからのヨガインストラクターに必要なこと
これからのヨガインストラクターに必要なことは、収入の柱をヨガレッスンだけに絞らないことです。
そのための準備として、以下の3つを推奨します。
- セルフブランディングをする
- 固定収入となる収入源を増やす
- ヨガインストラクターを副業にする
順番に解説します。
① セルフブランディングをする
まず始めに取り組むべきは、レッスンフィーをアップさせること。仮に、レッスンフィーが3,500円というように500円アップできたら、71本を60本に減らすことができます。
スタジオによって異なりますが、フィーを決める要素は以下の3つの場合が多いです。
- レッスンの参加人数
- リピート率(定着率)
- 集客力・知名度
上記を底上げするのに必要なことは、あなたの「影響力」を高めること。つまり「セルフブランディング」を意識しましょう。
セルフブランディングについては、以下の記事で詳しく解説しています。
-
セルフブランディングのやり方【フリーなら逃げちゃダメ】
本日は、こんなお悩みにお答えします。 本記事の内容は以下のとおり。 ✔本記事を書いた人 ucozi(@ucozi_ikeda) フリーランスとし ...
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② 固定収入となる収入源を増やす
次に取り組むべきは、ヨガスタジオに依存しない収入源を確保すること。個人としての影響力を身に着ければ、自主開催を開くなど独自にフィーを決めてレッスンを展開をすることができます。
また、可能であればヨガレッスン以外の収入源も確保しましょう。
新型コロナウィルスの影響で、一時は「全ての取引先のスタジオが休業してしまった」というインストラクターもいました。こうしたリスクを回避するには、別の分野にチャレンジするのがおすすめです。
個人的には、「Webライター」がイチオシ。昨今の「Webライター」は専門性が求められており、「ヨガ資格」を持つヨガインストラクターは、それだけで希少性が高く、隙間時間を活用して1記事5,000〜10,000円の収入を得ることができます。
Webライターについては、以下の記事で詳しく解説しています。
≫ ヨガインストラクターが副業するなら、Webライターがおすすめ
-
ヨガインストラクターが副業するなら、Webライターがおすすめ
本日はこんなお悩みにお答えします。 本記事で分かることは以下の通り。 ✔本記事を書いた人 ucozi(@ucozi_ikeda) ヨガインストラ ...
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③ ヨガインストラクターを副業にする
収入という不安を払拭するなら、ヨガインストラクター業を「副業」としてしまうのもおすすめです。
正社員として安定した収入を確保しつつ、好きな仕事は無理のない範囲で行う。そうすることで「大好きなヨガを諦める」といった、最悪の事態を回避することができます。
このあたりについては、以下の記事で詳しく解説しています。
≫ ヨガインストラクターがいきなり独立するより副業から始めたほうがよい理由
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ヨガインストラクターがいきなり独立するより副業から始めたほうがよい理由
本日はこんなお悩みにお答えします。 本記事はこんな人におすすめです ✔本記事を書いた人 ucozi(@ucozi_ikeda) 個人的な見解にな ...
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まとめ
本記事のまとめです。
ヨガ専門誌「ヨギーニ」の調査によると、フリーヨガインストラクターのレッスンのフィーの目安は、3,000~8,000円。また、新米ヨガインストラクターの場合はさらに低く、2,000~3,000円といったケースが多いです。
つまり、人によってフィーの差は大きく、ヨガインストラクターが経験と人気の両方が求められる職業であることが分かります。
こうした環境下で、今後ヨガインストラクターに必要なことは以下の3点。
ポイント
- セルフブランディングをする
- 固定収入となる収入源を増やす
- ヨガインストラクターを副業にする
ヨガスタジオだけに依存しない収入を確保するために、個人の影響力を高めたり、複数の収入源をつくっておくことが必要になると思います。
本日は以上です。
この記事が大好きなヨガの仕事を長く続けるため、今できることを考えるきっかけになれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本記事の参考文献
》一般財団法人 労務行政研究所「2021 年度 新入社員の初任給調査」
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