
本日はこんなお悩みにお答えします。
「マーケティング」という言葉そのものは多くの人が知っていますが、意味を答えらえる人はそれほど多くありません。
公益社団法人 日本マーケティング協会によると、マーケティングとは次のように定義されています。
マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。
(日本マーケティング協会 1990年)
ちょっと難しいですよね。
私は3度読みましたが、いまだにぼんやりとしています。
ということで、本記事では「マーケティングとは?」をテーマに、「小学生でも理解できる」を目指して解説してみたいと思います。
✔本記事を書いた人
ucozi(@ucozi_ikeda)
この記事を書いている私は、ヨガスクールで宣伝部長として働いています。
仕事を通じて得た情報をもとに、信頼性の高い記事をお届けしています。
マーケティングとは? マーケティングを定義しよう
「マーケティング」を簡単に説明すると、「モノやサービスを販売するためのすべての活動」を指します。
よく「マーケティングリサーチ」なんて言葉を聞いたりしますが、このリサーチ活動はマーケティング活動の中の一部でしかありません。
なので、「マーケティング活動」というのは、最終的に販売につながるものすべての活動と考えてもらって問題ないです。
あなたが普段が何気なく行っているお仕事も、講義の意味ではマーケティング活動のひとつなのです。
マーケティングの目的とは? ドラッカーの解説が秀逸
マーケティングについて、もっと分かりやすい解説をしてくれた人がいます。
それが、ピーター・ドラッカーさんです。
ピーター・ドラッカーといえば、大ブームを呼んだ「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」、略称「もしドラ」のドラッカーさんです。
ドラッカーは著作「マネジメント」の中で次ように述べています。
マーケティングの目的とは、販売を不要にすることである。
つまり、マーケティングを積極的に行うと、「買ってくださいな」といった営業活動が不要になります。
「営業苦手、売り込みとか苦痛なんだけど…」という人こそ、マーケティングを学ぶべき人なんです。
営業したくないなら、マーケティングを学ぼう
「営業苦手、売り込みとか苦痛なんだけど」
という人こそ、マーケティングを学ぶべき人です。
営業には2種類あります。
- プッシュ型営業
- プル型営業
辛いのはプッシュ型営業
「営業が嫌だ」と思う人の多くは、プッシュ型営業、つまり昔ながらの「とにかく訪問しろ」スタイルじゃないでしょうか?
- 相手に用事が無くても、忙しくても、とにかく訪問して名刺を交換をする。
- 何度も熱心に訪問して顔と名前を覚えてもらう。
- チャンスをみて接待に連れ出す。
- そこで人間関係を作って、小さな案件から取引を開始してもらう。
こんなイメージです。
マーケティングで
一方で「プル型」は、お客さんの方から
- 詳しい説明が聴きたい
- 他の企業の成功事例を聞かせて欲しい
- サンプルが見たい
などと思っているところに必要なタイミングで営業する方法です。
プル型営業は、
- 適切な時に:Right Time
- 適切なメッセージを:Right Message
- 適切な人に:Right People
とも言われています。
「マーケティングの目的とは、販売を不要にすることである」とは、つまりプル型営業を実現するための仕組みづくりのことです。
個人がマーケティングを学ぶなら
マーケティングとは、一部の大企業で「マーケティング部」みたいなところで専門のスタッフが行うもの、というイメージが強いですが、企業の規模を問わずマーケティングは商売をする人たちみんなに必要なスキルです。
もちろん、企業に限らずフリーランスで活動する人たちも同じ。
特にフリーの方であれば、以下の4つについて学ぶといいかなと思います。
- マーケティング「戦略」
⇒ STP分析+3C分析 - マーケティング「戦術」
⇒ 4P分析と7P分析 - マーケティングの「コンセプト」
⇒ 何を、誰に、どうやって? - マーケティングの「実行」
⇒ 6W2H
本記事で全部をするにはなかなかのボリュームになってしまうので、それぞれ個別記事を作成したいと思います。
順次アップしていく予定ですので、もうしばらくお待ちください。
まとめ
本日は「マーケティングとは何か?」をざっくり簡単に解説しました。
ピーター・ドラッカーの言葉を借りると、
マーケティングの目的とは、販売を不要にすることである
と述べています。
マーケティングはビジネスには必要不可欠な知識なので、ぜひこのブログを参考にマーケティング活動に取り組んでもらえたらと思います。
本記事で紹介した書籍