最近では個人でもLINEやSNSやブログ、そして広告などを使って集客をし、自分のサービスやコンテンツを販売するといったことが一般的になってきました。
そんなふうに悩んでいる人に、ぜひ教えて差し上げたいのが「スワイプファイル」です。
スワイプファイルとは、既に結果を出しているセールスコピーを集めたもの。一流のコピーライターは皆、それぞれのファイルを持っていると言われています。
ということで、本記事ではそんな魅惑の「スワイプファイル」について解説します。
✔本記事を書いた人
ucozi(@ucozi_ikeda)
この記事を書いている私は、ヨガスクールで宣伝部長として働いています。
仕事を通じて得た情報をもとに、信頼性の高い記事をお届けしています。
スワイプファイルは、カンペ集
改めてスワイプファイルについて説明すると、「参考にする制作物を集めたファイル」のことです。
スワイプ(Swipe)には、「盗む」や「横取りする」という意味があり、端的にいうと「既に成功している広告を集めたカンペ集」です。
一流と呼ばれるコピーライターは、例外なくこのスワイプファイルを充実させています。
スワイプファイルを使うメリット
スワイプファイルを参考に広告をつくるメリットは主に2つ。
- 成功する確率が高くなる
- 制作時間を短縮できる
順番に見ていきましょう。
成功する確率が高くなる
一流のコピーライターは、すでに結果がでているセールスコピーを上手に活用します。
なぜなら、コピーライターは芸術家とは違い、1%でも多く反応を得るためのプロだからです。
なので、すでに結果がでているコピーを常にウォッチして、リスト化しています。
そのため、「結果がでているセールスコピー」をスワイプファイルとしてストックしています。
制作時間を短縮できる
スワイプファイルを活用することで「結果の出るコピーを、最短で書き上げる」ことが可能になります。
実は、一流のコピーライターでも、白紙の状態からコピーを考えません。
もちろん、時間をかければ良いセールスコピーを書くことはできます。でも、多くの人は、いろいろやることが多すぎて、たくさんの時間を費やすことはできません。
すると、やはりスワイプファイルを使ってセールスコピーを仕上げていくことが手っ取り早いです。
事例:「ピアノレター」
スワイプファイルについては何となくわかりやすいったけど、どんなセールスコピーが効果があるの?という人のために、事例をご紹介します。
「ジョン・ケープルズ」(John Caples)という名高いコピーライターの書いた「ピアノレター」。音楽学校の通信講座に勧誘するための広告コピーです。
でも引き始めると…
書かれたのは1920年代ですが、その後コピーライティングの世界で何十年とパクられ続けた不朽の名作です。
このセールスコピーをマネするなら、こんな感じ。
に大笑いされました。でも独立して1年後、ある講演会で再開すると…
こんな感じでスワイプファイルを使うと、ストーリー性のある「読ませるコピー」を簡単に書くことができます。
さて、スワイプファイルの重要性が分かったところで、次はどうやってスワイプファイルを入手したらよいかについて解説します。
スワイプファイルの集め方
スワイプファイルを手に入れるには、大きく3つの方法があります。
- スワイプファイルを購入する(高額)
- コピー関連の書籍を購入する
- 自分で作る
それぞれ解説します。
スワイプファイルを購入する(高額)
一番早くて確実に手に入れる方法は、スワイプファイルを購入してしまうことです。
欧米では有名なコピーのスワイプファイルが高値で売られています。
日本語でもダイレクト出版などで販売しています。たまたま所有している人が知人にいたので見せて貰ったことがありますが、かなりのボリュームがありました。
ただ、かなり高額なので購入には勇気がいります。
コピー関連の書籍を購入する
もう少し安く手に入れるなら、コピーライティング関連の書籍を購入しましょう。
本屋でパラパラと本をめくって、事例がたくさん載っているものを買ってください。
以下の書籍などはおすすめです。
自分で作る
世の中は広告で溢れてますので、自分で集めることもできます。
老舗の通販企業の広告やメルマガなどは、かなり参考になります。思わず購入してしまった商品のセールスコピーは保存しておくようにしましょう。
また、LP(ランディングページ)のまとめサイトを活用するのもおすすめです。
「LP まとめ」などで検索すると、いくつかヒットすると思います。これらのサイトから、参考になるものをスワイプするのもいいでしょう。
ただ、サイトに掲載されているLPが、全て成約率の高いものとは限らないので注意が必要です。見分け方としては、長期間、同じクリエイティブを使い続けている場合は「反応が良かった」と思っていいでしょう。
スワイプファイルの注意点
当たり前ですが、スワイプファイルの丸パクリは絶対ダメです。あくまで参考に利用してください。
とはいえ、どこまでがOKでどこからがNGなのか、悩むところですよね。正直、かなりグレーです。
一般的にキャッチコピーのような短い文章は、著作物とはならないとされます。
などはかなり有名なフレーズですが、日常的に使用する言葉の羅列なので、著作物とは認められない場合が多いです。
まとめ
スワイプファイルはコピーライターでなくても短時間で効果を出しやすいというメリットがあります。
まずは「売れているセールスコピー」を集めてみて、ご自身のセールス活動に活用してみてください。
本日は以上です。
本記事がどなたかのお役に立てたらうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。