こんなお悩みにお答えします。
ヨガマットの上でポーズを取ることだけがヨガではありません。より深くヨガの魅力を伝える活動として、「ヨガスクール講師」や「ワークショップ講師として活動したい」と希望される方は多いです。
でも、どうやってなるんだろう?
ということで、本記事ではヨガ講師になるためのステップをまとめました。
ちなみに、本記事ではヨガ講師を「ヨガレッスンを教える人」ではなく、もっと広い意味で「ヨガを教える人」と定義しています。
「ヨガ講師」になりたいと思っている方の参考になれば嬉しいです。
✔本記事を書いた人
ucozi(@ucozi_ikeda)
ヨガ講師の種類は3つ
ヨガ講師は大きく分けて3つに分類できます。
- これからヨガ資格を取る人のための講師
- 既にヨガインストラクターとして活動している人のための講師
- ヨガの知識を活かして、一般の人に向けた情報を提供する講師
順番に解説します。
ヨガ資格の取得を目指す人のための講師
ヨガ資格として日本で最も有名なのは「全米ヨガアライアンス協会」が定める「RYT200」です。
今後、この「RYT200」を教えることのできる講師になるには下記の2点が必要となります。
- 認定校(RYS200)と契約する
- E-RYT500となる
ヨガ資格「RYT200」を教えることができるのは、協会が認めた認定スクール(RYS200)だけ。なので、スクールと何らかの講師契約を結ぶ必要があります。
また、昨今の感染症拡大によって規定の変更時期が延期されましたが、今後、RYT200を教える講師の条件として「E-RYT500」であることが求められるようになります。
E-RYT500はエキスパートの称号
E-RYT500は「Experienced Registered Yoga Teacher」の略で、直訳すると「エキスパートな登録ヨガ講師」。具体的には、下記の条件を満たした講師のことを指します。
- RYSにて200時間+300時間の指導者養成講座を修了
- RYT200登録から4年以上経過
- 4年の間で2,000時間以上の指導経験
既にヨガインストラクターとして活動している人のための講師
既にヨガインストラクターとして活動している人に向けて、有益な講座を提供するのがこのパターン。
「ヨガインストラクターのための〜」と頭につけて成立するものが当てはまります。
例えばこんな感じ。
- 説明力・表現力トレーニング
- SNS集客講座
- インターネット基礎講座
- ヨガビジネス講座
- オンラインレッスンの始め方
- ホームページの作り方
- やさしい確定申告 など
セミナー講師になるには資格は必要ありません。これまでの仕事で得た知識・スキルを整理し、分かりやすく伝えてあげられれば成立するお仕事です。
オリジナル資格の展開も
独自の理論を体系化できれば、オリジナル資格として展開することも可能。「〇〇協会」といった団体でなくとも、発行されている資格はたくさんあります。
例えばこんな感じ。
ヨガの知識を活かして、一般の人に向けた情報を提供する講師
これまで紹介した2つは、主にヨガインストラクターに向けたものでしたが、ヨガの経験を活かしてインストラクター以外の一般の方に向けた講座の展開も可能です。
例えば、こんな感じ。
- 辛い上半身の緊張を解放するヨガの呼吸法を教えます
- ハンドヒーリングで心もからだもリフレッシュします
- 21日集中★ヨガ×メンタル+Dietコーチします
- ヨガインストラクターと飲みながらお話できます
- 天界と繋がるヨガ講師があなたの悩みを解決に導きます
上記は実際に「ココナラ」で販売されているサービスです。
ヨガ講師になるための方法3つ
これより、ヨガ講師になるための3つの方法を説明します。具体的には以下のとおり。
- ヨガスクール(RYS)で働く
- 講師の派遣・仲介会社に登録する
- 個人の活動を活発化させる
それぞれ深掘りしてみましょう。
ヨガスクール(RYS)で働く
先程も述べたとおり、ヨガ資格「RYT200」を教えることができるのは、協会が認めた認定スクール(RYS200)だけ。なので、RYT講師になるためには認定スクールと関わりを持つことが必要になります。
一番確実なのは、就職すること。これからは「RYT500」を取得していることが採用条件になってくると思います。
また、レッスンインストラクターなどで業務委託として契約をかわし、関わりを持っておくのもおすすめ。信頼関係を構築したのち、「ヨガ講師に興味がある」と相談してみるといいでしょう。
講師の派遣・仲介会社に登録する
これはセミナー講師の派遣や企画運営を行っている会社にセミナー講師として登録し、講演依頼を紹介してもらう方法です。
例えば、講師派遣で有名な「講師依頼.com」で見てみると、ヨガは「スポーツジャンル」に区分されており、41件の登録講師がヒットします(2022.3.8現在)。
なお、講師登録には審査があり、講演テーマを提出するのが一般的です。上記サイトから講演テーマを参考に、独自の講演演目を開発しましょう。
個人の活動を活発化させる
参入ハードルが一番低いのが、個人で集客して実施するパターンです。
最近は「ココナラ」や「MOSH(モッシュ)」、「資格のミカタ」など、さまざまなプラットフォームが開発されているので、個人でスモールビジネスを始めるのは、わりとカンタンです。
ヨガインストラクターにおすすめのプラットフォームは、以下です。
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コネがあるなら企業案件にチャレンジ
最近はテレワークによる運動不足やメンタルヘルスが問題視され、福利厚生に「オンラインヨガ」や「瞑想」を取り入れている企業もあります。コネがあるならフル活用して企業案件を獲得するのもありです。
下記事例は個人が企業と直接契約している好例です。
≫ 参考資料:ONE WEDGE「健康経営を目指す取り組みとして、福利厚生”オンラインヨガレッスン”を導入いたしました!」
ヨガ講師になるための準備
最後に、ヨガ講師になるための準備について解説して終わります。
ヨガ講師を目指すなら、以下の4つは最低限準備しておきましょう。
- ホームページ
- 名刺
- 企画書またはセミナーチラシ
- SNS(Twitter、Instagramなど)
以下の記事が参考になると思いますので、興味があればご覧ください。
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まとめ
本記事のまとめです。
ヨガ講師は大きく3つに分類できました。
ポイント
- これからヨガ資格を取る人のための講師
- 既にヨガインストラクターとして活動している人のための講師
- ヨガの知識を活かして、一般の人に向けた情報を提供する講師
このうち、①②はヨガインストラクターに向けた講師、③はインストラクター以外の一般の人向けた講師となります。
また、ヨガ講師になるための方法は3つ。
ポイント
- ヨガスクール(RYS)で働く
- 講師の派遣・仲介会社に登録する
- 個人の活動を活発化させる
今後、①で全米ヨガアライアンスの定める「RYT200」を教える講師を目指すなら、「E-RYT500」を目指す必要があります。
ヨガレッスンに留まらす、ヨガの智慧を伝える「ヨガ講師」は、とても魅力的なお仕事です。ぜひ、チャレンジしてみてください。
本日は以上です。
この記事がどなたかのお役に立てたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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